糖尿病センター

糖尿病センターについて

診療方針

糖尿病では、血糖コントロールのみならず眼や腎臓、神経の合併症、さらには心筋梗塞、脳梗塞など種々の糖尿病合併症の発生防止、進展阻止が重要であります。そのためには、内科のみならず院内各科、各部署が一丸となって糖尿病で生じる色々の病態に対応出来る体制、組織作りが必要と考えて平成16年10月より糖尿病センターを開設致しました。
糖尿病センターでは糖尿病に関する全ての事柄に対応できる質の高い医療を提供し、患者様には糖尿病はあっても希望を持って安心して的確な医療を受けていただける医療環境の整備に努力致しております。

診療内容

内科外来において毎日糖尿病専門外来を設置
・糖尿病教育入院を実施
 時期:毎月1回
 期間:2週間
 内容:糖尿病状態把握のための諸検査
    血糖コントロール関連
    各種糖尿病性合併症の評価
    糖尿病コントロールに必要な注意事項に関するレクチャー
    9名の各専門領域の医師からの解説
    栄養士、薬剤師、理学療法士、看護師などからの食事・運動療法、
    薬剤、日常生活上の対策指導
    糖尿病の治療

・CGM(持続血糖測定)
随時CGMを行い、糖尿病の血糖管理の再評価を行っております。

・糖尿病教室
約2か月に1回、土曜日に開催
本院では従来からの糖尿病に関連の種々の問題点に関する講義に加えて、患者様参加の糖尿病体験学習を計画。

・院内入院患者様の糖尿病診療の支援
各科入院患者様の糖尿病医療への支援体制作りを整備しています。

・糖尿病医療スタッフの研修
医師をはじめスタッフの研修会を開催。また、学会、研究会への積極的参加を介して、糖尿病医療の資質の向上、維持を図っています。

(糖尿病センターの現状)
糖尿病センター開設後、糖尿病患者数の増加を背景に、糖尿病教育入院希望者の増加、糖尿病教室参加者の増加がみられています。この状態を維持、発展させるため、特に当センターでは図のような各科、各部署の協力によるチーム医療をなお一層強力に推進させるよう努力致しております。

神戸糖尿病地域連携パス(Kobe DM net)

平成25年4月より神戸市におきましては、神戸糖尿病地域連携パス(愛称「Kobe DM net」)を、運用開始することとなりました。実際の運用に関するフローチャートは資料①のとおりです。神戸市内の29病院がパスを受け入れる基幹病院となっております。それぞれの受け入れ病院ごとに対応できる疾患・病態に違いがあるため、資料②の対応リストを参考に診療所の先生方が病院を選択し、ご紹介ください。

この度は、紹介しやすい体制づくりを第一に考え、神戸市全体においては「はじめの第一歩」として診療所から受け入れ基幹病院への紹介状“のみ”をパス(資料③)とすることとなりました。これにより、現在の連携がさらに活性化されること、新規の連携が生まれることを期待しております。

紹介後の連携方法に関しましては、紹介元診療所と受け入れ基幹病院間で、個々の症例で相談することになりますが、診療所の先生方はパスに「今後の方向性についての希望」を明記することが可能です。よりよい連携をおこなっていくため、いくつかの受け入れ基幹病院が協同し地域の診療所の先生方と症例検討などの勉強会を実施することを予定しております。ぜひ、積極的に糖尿病診療の質向上にご尽力いただき、また「顔の見える連携」を実践いただければと存じます。

この度のKobe DM netのスローガンは「より多くの糖尿病患者さんに元気で長生きしていただくこと」です。そのために、「診療所および病院が密接に連携し、糖尿病患者さんに早期介入し継続治療すること」が大切であると考えます。

甲南病院も Kobe DM net における基幹病院として対応しております。

神戸市における糖尿病地域連携に関する初めての取り組みにつき、何卒ご協力を賜りますよう宜しくお願いいたします。