中央放射線部

中央放射線部について

中央放射線部では、X線撮影、X線CT、磁気共鳴画像検査(MRI)、血管造影検査(Angio)などの各種検査を、医師の指示の下、目的に応じて、診療放射線技師が行っています。

中央放射線部の基本方針
患者様に優しく安全な検査の実施と正確かつ迅速な情報の提供。

一般撮影

  • 島津社製 X線撮影装置 RAD speed Pro
  • SIEMENS社製 X線撮影装置 Multix
  • Canon社製 フラットパネル CXDI-40G
  •                 CXDI-40EG / CXDI-55G
胸部X線写真
フラットパネル
股関節X線写真
X線撮影装置RAD speed Pro
検査時の注意
現在妊娠中または妊娠中と思われる方は検査前にご相談ください。
検査着をご用意しています。

ポータブル撮影

  • 日立社製 Sirius 130HT 2台
  •        Sirius Star Mobile 1台

一般には回診用X線装置と呼ばれており、被験者が移動困難と判断された場合、病室・手術室等に移動しX線撮影を行う装置です。撮影時には、他の患者様への被曝を防止するため入室を制限する場合があります。

乳房撮影(マンモグラフィー)

  • シーメンス社製 MAMMOMAT Inspiration

2010年7月に機器更新を行い、FFDM(Full Flat Digital Mammography)を導入しました。18cm×24cm(通常サイズ)及び24cm×30cm(大きなサイズ)の2サイズを有し、女性技師があらゆる乳房の撮影を行っています。

検診マンモグラフィ読影認定医師3名、検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師5名在籍(2015年4月現在)

J.M.S(ジャパン・マンモグラフィーサンデー)に参加しています。
J.POSH 日本乳がんピンクリボン運動の活動に参加しました。
J.M.Sは“平日は忙しくて検診が受けられない”という方のために、1年に1度10月の日曜日にマンモグラフィ検診を実施するという活動です。
神戸市検診の方を含め多数の女性が当院に検診に来られました。

DR(Digital Radiography)透視検査

  • X線透視装置・・・日立メディコ 社製 MeditesFIT
  • X線透視装置・・・東芝メディカル社製 DREX-ZX80/P2(FPD搭載)

X線TV装置を使用して病気の診断や治療を行う検査です。
一般的な検査として、バリウムを使用した胃透視や 注腸、食道の検査を行います。その他にも内視鏡を 使用した(ERCP等)検査や骨折の整復も透視下で行います。泌尿器科では、ヨード造影剤を注射して尿路系の検査も行います。

胃透視、注腸

胃透視は胃の壁に異常がないかを診る検査です。検査の際にはバリウム(造影剤)のほかに、胃を膨らませるために発泡剤という炭酸の粉も飲んでいただきます。胃の全体を診るために体をいろいろな方向に動かしてもらいながら撮影を行ないます。
注腸は、肛門よりバリウム(造影剤)と腸を膨らませるための空気を注入し腸の壁に異常がないかを診る検査です。両検査ともに検査時間は20~30分です。

胃透視画像
注腸画像
ERCP画像

どちらの検査も胃や腸の蠕動(ぜんどう)運動を抑えるために、薬を注射します。
しかし、次の3つのどれかに該当する方には注射できない場合がありますので、検査前にスタッフにお伝えください。

  • 心臓病の方
  • 緑内障の方
  • 前立腺肥大症の方

DR検査前の食事、前処置について

各検査により、食事制限や前処置は異なりますが、食べ物が通る胃や小腸、大腸などを診る検査においては、検査の妨げにならないよう絶飲食が基本となります。また大腸を検査する場合、注腸検査の前処置として下剤等の服用が必要です。
※検査により内容が異なりますので、詳しくはスタッフにおたずねください。

造影検査を受けられる方へ

バリウムは腸管内で固まりやすいので、バリウム造影剤を使用した検査を受けられた方は、検査後に下剤が処方されます。早めに内服し、便として排泄ください。
※当院では検査前に問診票の記入をお願いしています。検査を受けられる際にはご協力お願いします。

X線CT(Computed Tomography)検査

  • GEメディカル社製 Optima CT660 Pro Advance
    (64列マルチスライスCT装置)

GEメディカル社製 64列マルチスライスCTに更新しました。この装置は、従来のCT装置(16列)で出来なかった撮影時間の短縮と、薄いスライス厚での撮影が可能となりました。
新しいCT装置では、1回転64スライス・秒間最速122mmという短時間撮影が可能で、従来は10~12秒の撮影だったものが4~5秒の息止めで全ての撮影が出来る様になりました。しかも、この装置はASiRと云う逐次近似法を応用した画像再構成法を用いることによって、被曝線量を大幅に減らせることが最大の特徴です。

検査時の注意
  • 検査前は、腹部と造影検査では、検査前一食の絶食(飲水は構いません)。
    それ以外の場合は、食事制限はありません。
  • 検査中は体動を静止する必要があります。胸部,腹部,骨盤領域は特に撮影中の呼吸停止を必要とします(1回につき5秒程度)。また、乳幼児の場合は検査部位に関わらず眠っていただく場合もあります。 あらかじめ,先生とご相談ください。
  • 撮影目的部位に、金属類が含まれていると画像上にその金属の影が映り込み診断に支障をきたす場合があります。金属を含む下着(ブラジャー・コルセット類)や装飾品(ネックレス類)、エレキバン・カイロなどは事前にはずしていただく必要があります。

開業医の先生方へ・・・検査予約について

・当院ではCT検査の検査予約を受け付けております。 (月~金曜日:8:30~18:30)

・お問い合わせ先:078-851-0122(甲南病院予約センター)

GEメディカル社製 Optima CT660 Pro Advance
(64列マルチスライスCT装置)

MRI(Magnetic Resonance Image=磁気共鳴画像)検査

  • フィリップス社製 Intera Achieva 3.0T Quaser Dual(3テスラMRI装置)

磁場や電波を利用して、体内の水や脂肪、血流情報を調べます。当院では、現在国内の医療用に用いられているMRI装置では、最も強い磁場を持つ3テスラ装置を使用しています。これにより、飛躍的に病気を発見する能力が上がりました。CT検査はX線を利用して画像を得るのに対し、MRI検査は磁石を利用して画像を得ますので、放射線被ばくの心配はありません。

頭部血管MRA検査
乳房造影検査
腹部検査

検査内容

MRI装置の寝台の上に横になった後、筒状の装置の中へ入っていき色々な部位を撮影いたします。また必要に応じて造影剤を静脈から注射をして検査を行なうこともあります。内容、部位によって異なりますが、装置の中に入って20~40分程度で終了します。

注意していただきたいこと

当院のMRIは3テスラ超高磁場装置を使用しております。MRI検査はこの磁場の中へ入って検査をしますので、検査を受けることができない方・検査室に持ち込むことができない物があります。次に該当する方は検査を受けることができない場合がありますので、必ず検査前にスタッフにお知らせください。

  • 心臓にペースメーカー、ステント等がある方
    ※2012年より薬事認可されたMRI対応心臓ペースメーカーは1.5T装置のみ+条件付き環境下での対応となっており当院での検査は実施できません!!
  • 手術で人工関節、針金、脳動脈瘤クリップ等の金属が体内にある方
  • 妊娠中、またはその可能性がある方
  • 閉所恐怖症など狭いところが苦手な方
  • 歯の矯正をされている方
  • 人工内耳が入っている方
  • 入れ墨、デザインタトゥーを入れている方
  • ※下腹部検査では腸管の動きを抑える為鎮痙剤を投与する場合があります。
    当日は車の運転などに支障をきたす場合があるので、バス・タクシー等でお越しの上、運転は控えるようお願い致します。
  • ※当院では上記の事項を事前に把握するため、問診票の記入をお願いしております。
    検査を受けられる際には、ご協力お願いします。

検査前の食事について

  • 造影剤を使った検査の場合、検査前の一食は摂らないようお願いします。
    (※飲水は構いません)
  • 腹部検査では、検査前一食の絶食・絶水ですので、ご了承ください。
    その他の検査では食事制限はありません。
  • 検査により内容が異なりますので、詳しくはスタッフにおたずねください。

NEW

認知症疾患医療センターでは、認知症専門医による確定診断を行っています。
その中の画像検査としてMRIを用いた検査(早期アルツハイマー型認知症診断ソフト〔VSRAD〕)を行っています。

VSRAD解析レポート
海馬領域画像
開業医の先生方へ・・・検査予約について
 
・当院ではMRI検査の検査予約を受け付けております。(月~金曜日:8:30~18:30)
・お問い合わせ先:078-851-0122(甲南病院予約センター)

血管造影検査(Angio)

「血管造影検査」とは、血管(動脈・静脈)内にとても細いカテーテルと呼ばれるチューブを挿入し、造影剤(X線撮影でよく写る液体の薬剤)をチューブに通して目的の血管へ流し込むことにより、血管の走行や状態を知ることの出来る検査です。
昨今、血管の状態を把握するための検査としては、CTやMRIと言った比較的、非侵襲的な検査が主流となってきておりますが、カテーテルを用いることによりIVR(アイ・ブイ・アール)を行うことが可能となります。
IVRとは、インタ-ベンショナル・ラジオロジ-(Interventional Radiology)の略で日本語では「放射線診断技術の治療的応用」または、「血管内治療」などとも表現されます。IVRは、外科的手術無しで出来るだけ傷を残さずに病気を治療できる方法で、その多くが肘の血管もしくは、鼠頚部(足の付け根)の血管に直径が約3mmほどのカテーテルを目的の血管もしくは病変付近まで進めて選択的に治療することができます。当施設では熟練した放射線科医師らが、次のような治療をおこなっています。

  • 動脈塞栓術(TAE)
  • リザーバ留置術
  • 経皮的血管拡張術(PTA)
  • ステント留置術
腹腔動脈造影DSA
腹腔動脈造影DSA遅延相
→の所に腫瘍が確認できる
CTライクイメージ
→以外にも腫瘍が確認できた

「血管造影検査」とは、血管(動脈・静脈)内にとても細いカテーテルと呼ばれるチューブを挿入し、造影剤(X線撮影でよく写る液体の薬剤)をチューブに通して目的の血管へ流し込むことにより、血管の走行や状態を画像として知ることの出来る検査です。

骨密度測定検査 DEXA方式(Dual Energy X-ray Absorptiometry)

GE Lunar社製 DPX-BRAVO

平成20年4月から稼働の骨密度測定装置です。当院では骨がスカスカになる骨粗しょう症の診断及び治療を行っています。この骨密度測定装置は、骨折が発生しやすい腰椎部・大腿骨部の骨密度を直接計測可能な装置です。検査は上向きに寝るだけ約10分で終了します。X線を使用しているため、痛みは全くありません。

骨密度測定結果

検査内容

骨密度測定装置の寝台の上に上向きに寝ていただいてから、腰椎と大腿骨部を測定いたします。約10分で検査は終了します。検査中は動かないように足を固定させていただきます。少しの間、ご辛抱ください。