医療安全について

室長挨拶

医療安全は質の高い医療の必要条件ですが、医療の高度化・複雑化などを背景に、医療従事者個人の努力に依存した、医療安全管理は困難になってきています。したがって、病院としてミスを起こし難い環境と、ミスを最小限にくい止めるシステムや体制を構築する必要があります。

当院では、医療安全に資する情報を職員全体で共有し、周知徹底するために医療安全対策委員会を中心に職員の教育・啓発に努めています。また、感染対策委員会褥瘡防止対策委員会・医療機器安全管理委員会・QC委員会と連携しながら、安全文化の醸成にも力を入れています。

医療安全対策室 室長:山田 浩幸(副院長)

担当者

医療安全対策室  室長:山田 浩幸(副院長)

医療安全対策委員:医師・看護師・薬剤師・庶務課~10名
セーフティーマネージメント部会 :セーフティーマネージャー37名

活動内容

  1. インシデント・アクシデント事例の収集・分析・情報管理
    報告事例に基づき、現状の調査・記録の確認を行っています。事例の集計及び、分析結果は委員会を通して院内に公表しています。
    特に職員に注意喚起が必要な場合やUpdateな情報は、「医療安全対策室NewsLetter」として適宜発行し、安全対策を周知しています。
  2. 各部署のセーフティーマネージャーの支援
    各部署のセーフティーマネージャーと連携し、部署間・職種間における問題を解決するためのコーディネイトを行っています。
  3. 他施設で発生した事故・判例などの紹介
    当院でも、事故の発生が予見される内容の場合は、関係会社・施設などの担当者と連携し、早期の対策を検討しています。
    例)ベッドからの転落事例における、ベッド納入会社との安全なベッド柵の改善検討など
  4. 研修会の企画・開催

    新採用者には、実技を中心とした研修会や、事故の構造・ヒューマンエラーのメカニズムを学ぶ講習会を毎月実施しています。
    また、多くの職員が参加できるよう、3日間同じ内容の研修会を開催しています。また、感染認定看護師・皮膚、創傷ケア認定看護師・薬剤師・呼吸療法士などから、専門分野ならではの安全管理の研修会も開催しています。

    ACLS研修会
    シリンジポンプ取り扱いの研修会
  5. 委員会会議の運営
    医療安全対策委員会は、褥瘡対策委員会・感染対策委員会と同時に1回/月開催し、情報の共有と、連携を強化しています。セーフティーマネージメント部会は、1回/月開催しています。37名のセーフティマネージャーが5つのワーキンググループを編成し、学習会を開催しています。
  6. マニュアルの作成・整備
    全ての項目を見直し、全ての部署に配布しています。
  7. 組織横断的な活動の支援
    人工呼吸器・輸液ポンプなどME関係や、検査・診療材料、栄養管理など、質向上のためのチーム活動の支援をしています。

患者さん・ご家族の皆様へ

当院では、安全で質の高い医療の為に、患者さん・ご家族にもリスクマネージメントに参加して頂いております。安全な医療システムへの参加のご協力・ご理解を頂く事で、患者さんと病院職員の信頼関係を築き、更なる安全性を確保する事を目的としております。

具体的には、以下の内容についてご協力・ご理解を頂いております。

  1. 医師から病状や治療などの説明を受ける場合(インフォームドコンセント:説明と納得そして、同意)
    医師から説明を受けられる場合は、できるだけ患者さんお一人ではなく、ご家族とお聞きください。
    医師の説明で不明な事や、納得できない事がある場合はご遠慮無く申し出てください。
    十分にご理解・納得された上で、治療や検査を受けて頂きたいと思います。
  2. 入院される時は、現在内服しておられる全てのお薬(サプリメント・健康食品・自己注射のインスリンなども含みます)をお教え頂き、また出来る限りお持ち頂いています。
    これまでの治療を継続し、今後の治療方針を立てる上で大切な情報となります。お薬以外にも、食物アレルギーなどもお教えください。
  3. 誤認・誤薬、輸血などの間違い防止について
    • 全ての入院患者さんに『リストバンド』を着用して頂きます。
    • ご自分からお名前をフルネームで名乗ってください。点滴ボトルや内服薬などに、ご自分の姓名が書いてあるかご確認ください。
    • 点滴や注射の際には、ラベルの姓名を医療スタッフと一緒に読んで確認をさせて頂いています。
    • 採血の時は、検体容器の姓名を、医療スタッフと一緒に読んで確認をさせて頂きます。
    • 輸血の際は、医療スタッフ2名で確認を行いますが血液型・姓名に相違が無いか、医療スタッフと一緒にご確認頂きます。
    • 書類やお薬などの受け渡しの際は、姓名を職員と一緒にご確認ください。
  4. 転倒・転落などの危険防止について
    患者さんの状態・疾患によっては、転倒・転落の危険が生じる場合もあります。危険が予想される場合、ご家族の協力をお願いする事もございます。また、危険に応じて安全の工夫(危険防止センサーや抑制帯の使用など)、薬剤の投与など危険防止対策を主治医並びに、各診療科の責任者の責任において行います。その際には、インフォームドコンセントを行いますので、ご理解ご協力をお願い致します。
  5. 眼鏡、義歯、補聴器やその他貴重品の取り扱いについて
    入院される場合は、眼鏡、義歯、補聴器やその他貴重品については、患者さんご自身で管理してください。
    なお、義歯については、保管のための容器を必ずお持ちください。病状により看護師が管理させて頂きます。
  6. 医療安全に関する相談について
    患者さんからの医療安全に関する相談は、「地域医療連携室」が窓口となり、医療安全対策室など、関連部署が対応します。