現在、病院は「総合病院」という呼称はなくなり、百貨店でなく、得意分野をもった専門店で
なければ生き残れないといわれております。この流れを受けて甲南病院では平成16年に糖尿病
センターを設置し、糖尿病を中心とした生活習慣病とその合併症の診療に内科だけでなく病院
全体で取り組んでいくことにしました。また、平成17年には外来化学療法室を開設し、本館4階
病棟を中心にがん化学療法および緩和ケアに力を入れております。内科は『糖尿病を中心と
した生活習慣病』と『がん化学療法』を車の両輪としていく方針です。
平成18年1月には、日本医療機能評価機構の認定病院となりました。甲南病院は新しい
建物ではありませんが、職員全員が昼夜を問わず、皆で力を合わせ、院内の整備すべき事項
に取り組んでいった姿勢が評価された結果に大きな喜びと達成感を得ることができました。その
後は、病院敷地内を全面禁煙とし、診療部門でも禁煙外来の開始などといった施策事項に
積極的に取り組んでまいりました。平成19年1月には、MRIの機器を最高水準の3テスラ機種
に更新し、日進月歩の医療技術に適応できるよう日々努力しております。
さらに平成20年8月には、消化器病専門の内科医・腫瘍内科医・外科医・放射線科医・病
理医が密に連携し、あらゆる消化器疾患について網羅し、速やかな診断と適切な治療を行う
ことを目的とした『消化器病センター』を設立致しました。
今年度は4月からDPC適用病院となり、秋には初の試みとなる『病院祭』も開催します。
例年にも増して施策事項が山積でございますが、職員一同力を合わせ、さらなる努力を重ね、
これらの課題に一つずつ取り組んでまいります。
甲南病院はこれからも、病診・病病連携を通して地域医療に貢献し、患者様に安心して頂
ける安全で良質な医療を提供していく所存でございますので、よろしくお願い申し上げます。
甲南病院院長 松岡 彰 |