この77年間に当院は、創立当初の118床から一般病床336床、療養病床64床の
総床数 400床の病院へと発展しました。内科、外科、整形外科、眼科、耳鼻咽
喉科、皮膚科をはじめとする標榜診療科以外に、糖尿病センター、消化器病セ
ンター、血液浄化・腎センターが集約的医療を行っています。また、センター
化はされていませんが、腫瘍内科や乳腺外科を中心とした癌治療も当院の特色
の一つです。さらに、本年度より、患者様7人に対して看護師1人のいわゆる
7:1看護体制(今までは10:1でした)に移行し、きめ細かな看護をめざし
ます。
今後の方向性については、
@創設者平生釟三郎が唱えた『人類愛の精神に基づき、あらゆる点におい
て病人を本位とした「悩める病人のための病院たらん」』という基本理
念を大切に守り、医師、看護師をはじめとするあらゆる職種が、互いに
手を携えて診療を行うことを心がけたいと思っています。
A医療スタッフの充実、医療技術の向上、医療環境の整備を着実に進め、
皆様に満足していただける医療サービスを提供したいと考えています。
B地域診療所との病診連携や地域病院との病病連携のみならず、地域住民
の方々との交流を深め、直接の結びつきを強めたいと思っています。
C平成24年に当院はカルテを電子化する予定です。それに伴って、診療情
報そのものをできる限り患者様方のお役に立てるものにしたいと考えて
います。
さて、当院は平成18年1月に財団法人日本医療機能評価機構の「病院機能評
価(第4版)」の認定病院となりましたが、5年の認定期間満了を経て、昨年
11月に7つの領域について新たな審査を受け、質が高く安全な医療サービスを
提供する医療機関に与えられる「病院機能評価(第6版)」の認定証を平成23
年1月23日に受け取ることができました。しかし、最も大切で、最も厳しい第
三者の評価を頂けるのは、甲南病院にかかわりを持っておられる患者様をはじ
めとする関係者様にほかなりません。そのことを心に銘記して、職員一同、今
以上に気を引き締めて、さらなる質の向上とより良い医療サービスの提供に努
めたいと考えております。
甲南病院院長 小倉 純 |