研修医からのメッセージ

地域医療研修を経験して

~地域医療研修(家島診療所)~ 現地レポート 第1弾

今から往診に行ってきます!!
家島診療所の皆さんと♪
救急艇で患者さんのもとに
向かいます!!

私は、地域医療研修で家島にきています。
先生2人で全科を診ていて、僻地医療というものを経験しています。
原付バイクで往診に行き、アクティブに動いています。ご飯も美味しいです。
こちらで、指導医のもと人生初の胃カメラや点滴を自分自身で作ってルートをとっています。薬剤師さんがいないので調剤もしたりと色々な経験ができて楽しいです。家島は、兵庫県姫路市にある離島で島の人全員が知り合いの感じで、原付バイクで往診に行く時すれ違う人ほとんどが『先生いつもありがとう』とお礼をする暖かみのあふれた素敵な場所です。

~地域医療研修(松浦医院)~ 現地レポート 第1弾

地域医療を学ぶ研修期間として本当に充実した一週間でした。
基本的なタイムスケジュールは、
9時~12時 外来
14時~16時 往診や老人ホームの巡回、施設見学
16時~19時 外来
19時以降 勉強会出席など

外来は年齢層も疾患も多岐にわたっています。生後数か月の乳幼児から90代の高齢者まで来院し、小児科・内科を中心に、皮膚科・整形外科・耳鼻科疾患など様々です。外来では診察・検査・処置・処方すべてに関わらせてもらえるので、モチベーションを高く保ったまま研修に臨むことが出来、フィード・バックもしっかりしてもらえるのでとても勉強になります。

外来患者の半数近くをまず一人で診察します。その後、診断に必要な検査があれば、それを松浦先生に提案し、その判断が妥当であればそのまま一人でさせてもらえます。不足があれば追加検査のアドバイスや、カルテ所見をチェック後に再度松浦先生が診察(例えば心音聴取であったり、咽頭所見をチェックし直すなど)します。処方までの判断が妥当であれば、チェックのみで最後まで一人で診ることも可能です。松浦先生は、もともと小児科専門の先生なので、乳幼児健診等で発達のチェックの仕方など丁寧に教えてもらうことができます。

具体例として、ある一日の外来患者例を以下に挙げます。
午前外来30名、午後外来30名
最年少:生後3ヶ月
最年長:91歳
疾患:小児では手足口病、アデノウイルス感染症、ムンプス、汗疹、予防接種や健診、発達障害の相談など。比較的若い成人では、外傷や蜂窩織炎や脂肪肝、逆流性食道炎、うつ病など。中高年~高齢者では、高血圧、糖尿病、尿路感染症、前立腺肥大、接触性皮膚炎、便秘症、肺癌術後follow、ムカデ刺創など。
松浦医院の皆さんと♪

老人ホームでは寝たきりの患者の腹痛を診察したり、糖尿病のインスリンコントロールなどをさせてもらいました。中学校の健診について行ったり、保育園に見学に行ったり、地域包括支援センターに行ったりします。僻地でのプライマリケアや、地域の医療システムを学ぶのにとても適した環境だと思います。
自然がいっぱい…とういか、自然しかないので、夏前は蛍が見れますし、星空もきれいです。天然温泉もいくつかあるので、日々の都会生活とは一味違う生活も味わえます。

~地域医療研修~ 現地レポート 第2弾

今年度より姫路市の家島診療所と松浦診療所にそれぞれ1週間、また摂津本山駅近くののぶさわ内科医院で2週間の地域医療研修を行うことになりました。

【家島診療所】
家島は姫路市から船で30分ほどの距離にある離島で、私は7月から1週間、家島診療所でお世話になりました。診療所では外科・内科の先生が1人ずつ毎日診療されており、午前中は外来、午後から往診があります。外来には毎日子どもから高齢者までたくさんの患者さんが来られており、疾患も内科疾患から外傷、小児科まで多岐にわたり大変勉強になりました。往診は島内全域をスクーターや車で回っていくのですが、島の地形上坂道や階段が多く、階段を昇降できない高齢の方にとっては大変だなあと感じました。ところで、家島での思い出は何と言っても海がきれいで魚がおいしかったことです。診療所が終わってから自転車で島内を観光して回り、島の端にある家島神社の階段を上り、美しい夕焼けと海を見ながら食べるアイスは最高でした。そして地元の魚介類てんこ盛りのご飯を毎日おいしく頂き、大変幸せな一週間でした(別に遊びまわっていたわけではありませんよ)。

【松浦診療所】
松浦診療所は姫路市の北部、夢前町にあります。周囲は田んぼや山に囲まれ、6月には蛍も見られるそうです。小児科が専門の先生がお一人で2か所の診療所を開いています。ここでも1週間研修させて頂きました。先生のご自宅横にある本院は古くからある建物でレトロな雰囲気は他所では見ることができないと思います(ちなみに先生のお宅は江戸時代からの建物だそうです)。周囲には医療施設がほとんどないために、かなり遠方からも患者さんが来られ、往診先まで10km離れていたりするのも普通です。ここでの研修は毎日忙しかったですが、大変は熱心に指導して下さるので、外来・勉強会・医師会の会合・保育園などの施設見学などいろいろな経験をさせて頂き大変有意義でした。

【のぶさわ内科医院】
のぶさわ内科医院でも2週間、外来と往診を見学させて頂きました。こちらは甲南病院との連携があるため、甲南病院で入院されていた方がその後どのように過ごされているのか知ることができます。普段の研修生活では外来診療をみることはあまりないし、開業医の先生とお話しする機会もほとんどありませんので、いわゆるプライマリケアを勉強できてよかったと思います。

地域医療研修は普段できない経験ができるだけでなく、今後各科で研修を行うにあたり診療所とのスムーズな連携を行うための方法を学ぶよい機会です。
特に離島や周囲に医療施設のない地域での研修は他所では滅多に経験できないと思います。みなさんもぜひ、当院で地域医療研修を経験してください。