中央放射線部

中央放射線部について

中央放射線部では、X線撮影、X線CT、磁気共鳴画像検査(MRI)、血管造影検査(アンギオ)、核医学検査(RI)などの各検査部門において、院内診療科はもとより、地域の諸先生方のさまざまな依頼にお応えすべく、各種装置を駆使し、診断価値の高い画像と結果を提供すること、そして患者様が安心して検査をお受けできるようにと心掛けています。

また、当院は地域医療との充実も目指しており、近隣の開業医の先生方から多くの患者様をご紹介頂いております。中央放射線部では特にMRIへのご紹介が多く、全検査数の20%以上が開業医の先生方からの紹介患者様となっています。主な紹介元医療機関は以下のとおりです(順不同)。

やなぎ整形外科クリニック、松井クリニック、藤尾医院、やまぐち内科医院、中尾クリニック、清成外科内科医院、なかじま内科、河原医院、阿部整形外科リウマチ科クリニック、たかくら内科循環器科、賀来医院、山田内科、川島クリニック、中川医院、杉原クリニック、阿部内科循環器科、赤松クリニック、のぶさわ内科医院、深山医院、小屋医院、滝口クリニック、山村内科循環器科、浅野神経内科クリニック、長間医院、うめがき診療所、生田整形外科クリニック、川北クリニック、平井外科胃腸科クリニック、児島医院、成山クリニック、つじもと耳鼻咽喉科、のだ整形外科クリニック、中田医院、能登医院、たなか内科クリニック、岡林内科クリニック、河合医院、神本内科医院、清原整形外科医院、谷尻医院、田中内科循環器内科クリニック、マルノ整形外科、やながわクリニック、桐山クリニック、後藤泌尿器科医院、住吉川病院、藤原内科クリニック、さわだクリニック、まつい心療クリニック、もりレディースクリニック、開田医院、坂井瑠実クリニック、山形耳鼻咽喉科、青山医院、長坂医院、田中医院、ナカムラクリニック、はま内科はーとクリニック、まつだ内科クリニック、まつもと泌尿器科、羽間医院、高倉整形外科クリニック、山崎産科婦人科医院、石川クリニック、内科クリニック岡田、樋口内科医院

中央放射線部の基本方針
  1. 日々研鑽し、患者様が納得できる医療の提供に努めます。
  2. 医療被ばくの低減と医療事故の防止に努めます。
  3. チーム医療の一員として他部門との連携に努めます。
構成
放射線科医の部長と技師長以下11名の診療放射線技師(男性8名、女性3名)で、日常の検査業務を行っています。
資格・認定
NPO法人マンモグラフィー検診精度管理委員会施設認定、同マンモグラフィー撮影認定技師5名、放射線管理士1名、放射線機器管理士1名、医用画像管理士1名、肺がんCT検診認定技師1名

X線検査(レントゲン検査)

一般撮影とは、X線を体に照射して写真を撮る検査で、いわゆるレントゲン写真と言われるもので主に胸部・腹部・関節・骨等を撮影いたします。現在は撮影装置の進歩により画像がデジタル化され、被曝の低減・撮影効率の向上等が期待され、画像処理・保存・検索等が簡単に行えるようになっております。また撮影した画像を瞬時に確認することができますので、以前よりも患者様をお待たせする時間が短くなりました。2012年3月に歯科用のパノラマ撮影装置を更新しました。今までの装置では難しかった車いすに座ったままでの撮影も足元が広くなり容易に検査が可能となりました。歯牙の重なりが少ない画像も得ることができ、正確な治療の方向づけに役立つ事をお約束します。

また、新たにセファログラム(顔面規格撮影)も出来るようになり、口腔外科・形成外科の上下顎・頭蓋変形の診断には非常に有用となりました(セファログラムとは 一定の規格のもとに撮影された頭部のX線写真で頭蓋顔面部の成長発育に用いられ咬み合わせなど顔面の治療・診断に用いる写真)。その他各病室で撮影するためのポータブル装置も配備しております。

検査時の注意事項
Tシャツのプリント柄・ボタン・チャック・金具等は、写真に写る可能性がありますので検査着に着替えていただきます(肌着・無地のTシャツ等は、写真に影響ありません)。
また、部位によって湿布・エレキバン・カイロ等もはずしていただく場合があります。
SIEMENS MULTIX UPH
東芝 KXO-50S
フジメディカル社FCR SpeediaCS
FCR ProfectCS
CanonCXDI FPDシステム
東芝 KXO-50S
AUTO Ⅲ NCM
(パントモ・セファロ撮影装置)

マンモグラフィー検査(乳房撮影検査)

SIEMENS社製 3000 NOVA

乳房のエックス線写真のことで、マンモグラフィーと呼ばれています。
乳房を片側ずつプラスチックの板で押さえ、薄く平らに伸ばして撮影します。この薄く伸ばすことがX線量を減らし、何より病気を見つけるためにとても大切です。その際に個人差もありますが、痛みを伴うこともあります。短時間での撮影ですので、怖がらずに積極的に受診して頂きたいと思います。継続的に良い乳房画像を得るため画質・被ばく線量評価を行っています。
当院では2006年度にNPO法人マンモグラフィー検診精度管理委員会の施設認定を取得し、認定技師も5名在籍しております。

NPO法人マンモグラフィー検診制度管理中央委員会についてはこちらhttp://www.mammography.jp/

  • マンモグラフィー認定技師・・・5名
乳癌例
拡大図

透視検査(X線TV検査)

日立メディコ社製 Medites FIT

バリウムによる消化管造影の他に、造影剤を用いて胆道系や尿路系の検査、婦人科の子宮卵管造影などを行います。X線透視下において腰椎・頚椎ミエログラフィーやブロック、骨折の際の整復を行うこともあります。
更衣が必要な場合は検査衣を用意しております。
検査部位により、メガネ・時計・イヤリング・ピアス・ネックレス等はずしていただきます。湿布やカイロも同様です。
前処置や食事制限は各検査により異なります。検査予約時にご確認ください。
検査のご希望、詳しい内容につきましては、診察時に担当医にお尋ねください。

  • 放射線診断医・・・1名

CT検査(128マルチスライスCT検査)

Aquilion CX Edition東芝社製(128マルチスライス CT)

全身のいかなる部位でも約数10秒の息止めで横断像が撮影できます。
本装置は、一回転あたりZ軸方向に0.5mm×128Sliceの画像が収得可能となり、512×512マトリックス画面での画素サイズではX,Y,Z軸で真のIsotropic Voxel Dataによる画像が作成されます。このため、空間分解能を保つことで、冠状断や矢状断でも水平断と同等の高精細な画像を提供でき、今まで困難であった任意方向での等分解能画像診断が可能となりました。よって肺や骨などの微細な構造物でも、病変をより鮮明に表すことができます。
その上、最速0.35秒/回転の高速スキャンによって動きのある心臓冠動脈造影も可能となりました。狭心症、心筋梗塞などの虚血性心疾患が疑われる場合に、冠動脈狭窄以外に血管内のプラークや石灰化の観察が容易になります。
専用のワークステーションにて高精細3D画像処理を行うことで、形態診断のみならず動態や術前のsimulation等、多様な病態をより詳細に表現することが可能となっています。また、解析ソフトも充実していて、体脂肪率解析、冠動脈石灰化評価、3D気道解析により、形態診断以外にも寄与できると思われます。

  • 放射線診断医・・・1名、放射線技師・・・11名(ローテーション・常時1~2名)

MRI検査(1.5T磁気共鳴画像検査)

フィリプス社製
Achieva 1.5TAシリーズ(1台)

2011年11月に機器を更新しました。MRI検査は大きなトンネル状の磁石の中に入って行います。検査中は非常に大きな音(患者さまには工事現場のようだと言われます)がします。磁気と電波を使用して検査を行いますので、放射線による被ばくや痛み等もありません。標準的な検査時間は20分~30分程度です。頭部・脊椎・四肢・関節はもとより、心臓MRAおよび心機能評価検査、非造影MRA検査が可能となることが特徴です。

スタッフ
放射線診断医・・・1名、放射線技師・・・11名(ローテーション・常時1~2名)
検査時の注意事項
強力な磁石や電波を使って検査を行いますので、場合によっては検査を受けることが出来ない、又は制限がかかることがあります。詳しくは診察時に担当医にご相談ください。
  1. 検査を受けることが出来ない患者様
    • 心臓ペースメーカーを装着されている方(例外有)
    • 脳動脈クリップが留置されている方(主治医の許可がない方)
  2. 検査を受けることが出来ない可能性のある患者様
    • 体内に金属を埋め込む手術をしている方
    • 入れ墨、アートメイクをしている方
    • 事故や戦争などにより体内に金属片が入っている方
    • 妊娠中あるいはその可能性がある方
    • 閉所恐怖症の方

ANGIO検査(血管造影検査)

シーメンス社製
AXIOM Artis dFA(1台)

血管造影検査とは、そけい部(足の付け根)や手首・肘などの血管に直径2mm前後のカテーテルと呼ばれる細いチューブを挿入し目的とする血管に進め造影剤を注入しながらX線にて連続撮影を行います。撮影された画像は血管の形状や血液の流れを直接表現しており、診断や治療(IVR)に大変有効な検査です。
IVRとはカテーテルから薬剤を局所的に注入したり、塞栓するためのコイルなどを挿入する治療で患者様の身体に負担が少ないメリットの高い治療手段です。
当院では腹部領域、心臓領域、頭部領域、四肢血管などの検査に使用しています。
詳しい内容につきましては、診察時に担当医にお尋ねください。

装置の特徴

  • 患者体位移動なしで全身検査・治療が行える。
  • 大サイズFPD(フラットパネルディテクター)は大視野・高い空間分解能・画像の 歪みがないそしてX線の高い検出/変換効率が可能。
  • 様々な被ばく低減技術を複合的に機能させるプログラムを採用し患者様や術者の被ばくを低減します。また、面積線量計で患者様の被ばく状況をリアルタイムに観察できます。
  • 高精細3Dシステム:3次元で血管を撮影することであらゆる角度から血管を観察できるため検査をスムーズに進めることができる。
  • DynaCT:CT様の画像をAngio装置で得ることができるため、診断能は向上し、治療効果の判定もその場で把握できる。
  • 寝台にテンピューロマットを使用しているために腰やお尻が痛くなりにくい。

RI検査(核医学検査)

シーメンス社製
e-cam(1台)

核医学検査とは、ごく微量の放射線を出す検査薬(放射性医薬品)を体内に投与して病気の診断をおこないます。
体内に投与された検査薬は、目的とする臓器や組織に集まりガンマ線と呼ばれる放射線を出します。これを「ガンマカメラ」という特殊なカメラで測定し、その分布を画像にします。ごく微量の放射線で安全に、検査中は寝ているだけですので、苦痛を伴わず行える検査です。
核医学検査で使う薬は、時間とともに減衰し、さらに尿や便中に排出されるため身体への影響については心配ありません。

スタッフ
放射線診断医・・・1名、放射線技師・・・5名(ローテーション・常時1~2名)
検査時の注意事項
  • 検査薬の種類により、目的の臓器に集まるまでに時間を要する場合があります。検査所要時間は主治医もしくは検査担当技師にお尋ねください。
  • 検査によっては、あらかじめ絶食、下剤の服用などの準備が必要な場合があります。
  • 検査に使う薬は時間がたつと無効になりますので、予約の変更等は必ず予約日の2日前までにご連絡ください。